「ゼロと呼ばれたガンダム」〜「燃え尽きない流星」
主なあらすじ。

コロニーの為にOZと戦っていた、ヒイロたちだが
ある時コロニー側はヒイロたちを自分とは関係が無いものとし、
OZ側に自分達の保身を求める。
孤立してしまった5人、戦う目的を失った5人。

そんな中カトルの父が暗殺されてしまう。
戦争に対しての矛盾や、コロニーの裏切りに対しての憤激を
感じていたカトルはそこで一気に精神が崩壊してしまい、
全世界が敵として見えてしまう。

カトルはこのウイング・ゼロを使って狂った宇宙の全てを破壊すると告げた。
ガンダムと対峙したヒイロは、
「全てが狂っているのなら、俺は自分を信じて戦う」と言って、
冷たい声で「カトル。おまえを殺す」と言った。
そしてヒイロのメリクリウスとカトルの ウイング・ゼロが激突する。

その激闘の中、ヴァイエイトはメリクリウスを庇い被弾、
トロワは自分たちが時代に必要なくなった兵士であることをカトルに告げ、
昔の優しかったカトルに戻ってくれと哀願しつつ撃破される。

そしてメリクリウスも自己のクラッシュシールドによって戦闘不能の陥る。

その後ロームフェラ財団は、モビルドールによって圧倒的武力を
見せつけ世界を統治しようとする、
トレーズは、
人間に必要なものは絶対的な勝利ではなく、戦う姿勢だとし、
自らの手を汚さないモビルドールによる絶対的な勝利によって
ロームフェラ財団が築く時代は、後の世の恥となるだろう。
「私は敗者になりたい。」
と言う宣言をし、ロームフェラの考えに同調出来ないトレーズは幽閉されてしまう。

世界は地球連合軍とトレーズ派の2つに分かれ世界戦争を引き起こした。
完成された新型、アルトロンガンダムガンダムデスサイズ・ヘルによって、
ビルゴは次々に駆逐されていく。

トレーズ派に保護されたヒイロ達であったが、その能力の高さから
テストパイロットとして利用される。
途中、ゼロ・システムによって気持ちの高ぶりを抑えられなくなった
ヒイロはゼロにのったまま暴走。
メリクリウスでゼロを抑えようとする最中、
吐き気を催してヒイロは失神。
ヒイロがリリーナを感じていると知ったカトルは地球に戻る事を決める。

〜感想〜
5人の中では一番傷付きやすい心を抱えているカトルは
コロニーの裏切り、父の死、世の中の矛盾に耐え切れなくなったのでしょう。
幾ら精神年齢が高くとも、全ての責任をその双肩に託されたカトルの重圧は
やはり重過ぎたのです。例えヒイロ達という仲間がいたとしても。

戦争の中で生まれたMSの究極体、ウイングガンダム・ゼロですが
やはりこれも圧倒的な戦闘力で他を寄せ付けません。
ビルゴやトーラス部隊など物ともしません。
Wの魅力はやはり主人公機の他の追随を許さない戦闘力も
その1つでしょう。
アニメの中では、150対3と言う場面もありました。(確か
トロワ「敵の数は150機・・・1人頭50機、余裕で行けるな。」
↑確かこんなセリフでした。
又、第25話 カトルVSヒイロでは完成率70パーセントの未完成品ですが、
ガンダムデスサイズヘルとアルトロンガンダムが出撃し
やはりこれも、圧倒的な性能差でモビルドールを駆逐しました。
どんな未完成機だ。

ヒイロ・ゼクスに続く3人目の主人公的な存在(勝手に思い込んでる)、
トレーズ・クシュリナーダ。
25話では財団に幽閉されてしまいます。
財団に反抗的で、勝利を追及せず敗者の美学を追い求めている
トレーズは財団には邪魔だと感じたのでしょう。

以上で今回のレビューを終わります。
機会があれば、ドロシーが出て来る「戦場のヒロイン」から「その名はエピオン」
あたりまでやろうと思います。

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